迷惑電話(九州防災システム)

最近、火災報知機のしつこい勧誘電話に迷惑している。

九州防災システムという会社からのものだ。

どういうふうに迷惑かというと次のとおりだ。

1 自動音声ガイダンスが流れるだけなので、会話が成立しない。
2 自動音声ガイダンスにそって断り続けているのに何回もしつこくかかってくる。
3 個人情報の不正流出が行われている。


具体的にどういうガイダンスが流れるかというと、大体次のような感じ。


こちらは九州防災です。○年○月より、○○法の改正により火災報知機を取り付けることが義務付けられました。このことをご存知でしたか?ご存知の場合は1を、ご存知でない場合は2を押してください。それではどうぞ。


1を押すと、あなたのご家庭では既に火災報知機を取り付けていますか?取り付けている場合は1を、取り付けていない場合は2を押してください。それではどうぞ。


1を押すと、既に取り付けられている場合でも設置場所が法律に合致していない場合があるので、正しい取り付け場所の指導等を行っています。指導等を希望される場合は1を、希望されない場合は2を押してください。それではどうぞ。


当然2を押すと今度は、あなたのご家庭に消火器はありますか?ある場合は1を、ない場合は2を押してください。それではどうぞ。


1を押すと、消火器は使用期限があります。当社では消火器の点検交換等も行っています。点検交換等をご希望の場合は1を、希望されない場合は2を押してください。それではどうぞ。


当然2を押す・・・・・


最後に、あなたはご主人さまですか?ご主人さまの場合は1を、奥様の場合は2を、その他の場合は3を押してください。それではどうぞ。


九州防災システムからのお知らせでした。


で、自動的に電話が切れる。



法律が改正されて火災報知機の設置が義務付けられたのは、もちろん知っているし、この法律にケチをつける気は毛頭ない。


現在、我が家は設置していない。オール電化でもあり、火災発生の確率は低いと認識しているからである。しかも、この法律は個人の家の場合は罰則規定がないのだ。


設置しようと思えば、簡単に自分で設置できるし、ホームセンターやネットショップで5000円くらいで売っている。
なにも、業者に頼んでお金を払って設置してもらう作業ではない。


で、迷惑電話であるが、しつこいのである。1、2回目は最後の質問までボタンを押して購入の意志がないことをハッキリ伝えた。にもかかわらず、何度もかかってくるのだ。覚えているだけで7回。流石に3回目からはガチャ切りなのだけれど・・・。


毎回、ガチャ切りで対処すればいいのかもしれないが、流石に5回目くらいに頭に来たので消費生活センターへ相談した。


まだそういう相談は受けたことはないという回答が更にムカッとさせた。どうして自分だけ?

いろいろ親切で適切なアドバイスを受けて取りあえず一安心できた。


この会社がどういう会社であるかは不明であるが、常識に欠けた点があることは間違いない。

ネットでググっても住所しか出てこない。電話番号は、NTTに問い合わせたら分かった。その電話番号情報を元に電話番号で検索したらソフトバンクBBを使った会社であることまで調べ上げた。


該当電話番号に電話してみたが、いつも話し中である。おそらく手当たり次第、立て続けに音声ガイダンスを流し続けているのだろう。


ソフトバンクBBに迷惑電話対策について問い合わせたが、適切な対策方法は、ナンバーディスプレイの契約や着信拒否機能の付いた電話機の購入くらいだった。


最近は、詐欺師、悪徳商法等が世の中に蔓延している時代だ。隙あらば、お年寄りや弱者を食い物にしようと目を光らせているやからが少なくない。


常日頃からそういう類のやから対策は必要不可欠な時代である。
特定商取引法の知識、玄関にカギをかける、電話での勧誘はキッパリと断る、着信拒否、番号非通知電話対策、電話録音等は是非身につけたいものである。